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環境汚染で返ってくる影響は?エコ活動と節約の経済活動【家庭でできるアイデア集】

執筆者の写真: Masako UegakiMasako Uegaki

それは同時にエネルギーだけではなく、お金の節約という意味での経済活動に役立てることもできます。


収入が増えても支出が多ければ手元に残るお金が少ないように、便利になりすぎて物に溢れている現在では、バランスを考えて削れる無駄なところはたくさんあると思います。

私達は近頃起きている自然災害や自然環境が今までとは違ってきている危険の兆候が見えてきていることです。


例えば、温暖化気候・台風・洪水・地盤沈下・地下空洞による陥没穴の出現などの頻度、海水域の上昇、新種ウイルスの出現、海中の酸素不足、山で食べ物が少なくなり人間の生活区域に食べ物を求めて降りてくる野生動物やバッタの姿など。人間の食糧不足にも関わってくるような状況が差し迫ろうとしていて、必ずしも地球温暖化が原因というわけではないという意見もあるのかもしれませんが、これらの変化に怖さや気づきを得ることができるなら、自分が少しだけでもできる取り組みを考えてみましょう。


今までやってきたことは結局私たちにもかえってきています。今はまだ遅らせることができる段階だから取り返しができる余裕があるのだと思いますが、人間の我慢の限界と同じように地球が我慢の限界がきて、もしそれがいきなり消えてしまった時は、反論の余裕もなく地球にいる全ての者が消えてしまうのではないのでしょうか?

これはいくところまで行ったときの話ではありますが、実際に壊れてしまった後には取り返しが付かないことに対して、考え直す時期に来ているのかもしれません。


そこで、個人ができる現実的で具体的な方法というのを少しまとめてみました。



💛家庭でできる海洋汚染対策💛

環境庁の調査によると、東京湾の汚濁原因の割合は生活排水が70パーセント(内訳:台所40/風呂21/洗濯9)となっており台所からの排水が大きな原因となっています。下水道が整備されていないところでは、そのまま川や海に生活排水が流れ出ることがありますので、この情報を参考に水の使い方について場所別に分けて考えます。


海洋ごみは持ち帰る

釣り道具や海岸でのポイ捨てするゴミや石油などが原因でウミガメ・海鳥・鯨やイルカなど海洋生物の減少が起きています。普段からマイバックは持っておきレジ袋はもらわないようにする。水筒・箸・スプーン・フォーク・歯ブラシなどは1度きりの使い捨てを使わないでもいいように自分専用を持つようにするとゴミが減ります


ポイ捨てしたビニールなどのプラスチック(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、発泡ポリスチレン(PS))などは原油からつくられています。波や砂にもまれ、強い紫外線にさらされます。自然分解されずにいつまでも小さなゴミとして蔓延していきます。



台所での生活排水対策

油は排水口で流さないように使いきるように少ない量での利用を心がけ、洗う前に不要な紙などでふき取ります。米のとぎ汁は、再利用。米のとぎ汁に含まれる白濁したものの正体は、玄米の表面(糠層や胚芽)を削って精米すると発生する粉である「糠(ヌカ)」ですが、自然の食べ物であるにも関わらず意外なことに、米のとぎ汁も環境汚染の原因になっているようです。理由は栄養過多になった家庭排水が海に流れるとプランクトンが大量に発生して酸素を沢山消費するので海水の酸素が欠乏して魚介類が窒息死るような環境をつくってしまいます。私たちの世界でコロナウイルスが流行して酸素が不足しているように海の中でも酸素不足が起きているようです。


各家庭から米のとぎ汁を回収することは難しいのですが、無洗米の工場などからはバイオ燃料に再利用するために一括回収する取り組みが始まっているようです。米ぬかも丸ごと玄米を食べる様にするのもいいかもしれません。 糠は玄米の9割以上の栄養素を含んでおり、体の毒素の排出をすすめるフィチン酸、糖質を燃やしてエネルギーに変えるときに必要なビタミンB1、コラーゲンの合成に必要なビタミンC、抗酸化力を持つビタミンE、セラミド、乳酸菌、コレステロールの吸収を妨げるγ-オリザノール、抗酸化作用があるフェルラ酸、整腸や老廃物排出を助ける食物繊維、生活習慣病の予防や排尿障害の改善に効果が期待される植物ステロールやイノシトールなどが含まれていますので、1回目に洗った濃い米とぎ汁は、捨てるのがもったいないと思いませんか? 苦味やえぐみを抑えて食材本来の甘味を引き立てるので、アクがあるタケノコや大根などの野菜をゆでる時に使用したり、味噌汁にしたり、スムージーに混ぜたり、お菓子作りをする時に入れたり、美肌成分や程よい油分も含まれるため洗顔や体洗い、食器の油汚れや床掃除、いろいろ再利用できます。 窒素・リン酸が多いので、花や実のなる植物への水やりにも利用することができます。 それから、排水溝には水切りネットをつけましょう。食べ物や飲み物は残して捨てることがないようにしましょう。食器の汚れは新聞紙やゴムベラなどを使い、可能な限り排水溝に流さずゴミとして捨てるようにしましょう。油は排水溝に流さないように少量で使うようにします。生ごみは発酵して土の肥料にする促進剤や容器などが市販されているようですので再利用できるようであれば再利用しましょう。

(環境省の生活排水対策)https://www.env.go.jp/water/seikatsu/pdf/all.pdf

カンタムスパシャワーを水道管に巻いて皿を水で洗うと洗剤量を少なく調整できます。


お風呂での生活排水対策

もちろん人間のリラックスも大切なのですが、可能な時は湯舟にはできるだけ何も入れないか、バスソルトやドライハーブなどを湯舟で揉み揉みするような天然の入浴剤を選ぶなど、これが海に流れても魚が生きていけるかどうかを考えることができる余裕がある時は考えてみましょう。温かいうちに家族がお風呂にまとめて入ることができると再度沸かす必要がなくなるので水代・電気代とそれらに利用されるエネルギーを節約することができます。シャンプーする時は、お湯で汚れを落としてから洗うと少量でも洗いやすくなります。


ビーズ状のマイクロプラスチックという5mm以下で目に見えないほどのプラスチック粒子がボディソープ、歯磨き粉、洗顔料、クレンジング、その他の化粧品などにスクラブなどとして利用されていることがあり、商品成分表ではポリエチレン末、ポリエチレン、ポリエチレンビーズ、コポリマーなどの表記などで含まれていることがあるので確認します。現在ではこれらが目に見えないゴミとして広がっていることが問題視されており、それに対してセルロースをミクロサイズに加工した「セルロースビーズ」という海洋生分解性があり人体にも影響がない代替品も開発されているようです。代替品使用の会社も増えていますので消費者が購入の際に選ぶ基準というものを持っておくことは企業の意識を高めるためにも重要になってきます。

シャンプー前にカンタムスパシャワー で汚れを落としてシャンプー量を少なく調整


洗濯での生活排水対策

洋服は数回着用してから洗濯する。まとまった量になってから洗濯する。自然素材(麻、リネン、オーガニックコットン)を選ぶようにします。プラスチックは体内消化できなさそうなので問題なさそうにも思えるのですが、何が害になるのかというと、環境ホルモンといって、ホルモンと化学物質構造の一部が似ているために生体がその信号を受け取る場合があるようです。ホルモンのバランスを崩し、からだの健康を保つ働きを邪魔してガン・生殖機能・甲状腺機能・脳神経などに重大な影響を及ぼす場合があるので問題になっています。しかもそれらは脂肪などに蓄積、その生物を食べることによる食物連鎖によって更に濃縮していく可能性があります。


魚介類や海鳥などにも目には見えない大きさのマイクロプラスチックが検出されています。米ミネソタ大やニューヨーク州立大学などの研究グループが行った調査によると、世界13カ国の水道水から81%と高い割合で繊維状の繊維製品由来のプラスチックが検出され、欧米やアジア産食塩や米国産のビールにまで微小なマイクロプラスックが含まれていることも発表されています。

カンタムクリーニングは天然鉱石エネルギーで洗濯の補助をします。


💛家庭でできる大気汚染対策💛

日本の電力は、石油、石炭、天然ガス、原子力、水力、再生可能エネルギー(風力、地熱、太陽光など)別の割合を見ると、現在の日本では90%近くを火力発電に依存しています。ガスや石油(ガソリンや灯油など)や石炭などを燃焼することによりCO2を多く排出し、エネルギー消費をしています。ガソリンやプラスチックは石油の元である原油が主原料です。


水を使う事は綺麗なまま流すのであれば環境に関係ないのではないかという疑問もあるかと思いますが、 私たちが水を使えるようになるまでには沢山のエネルギー(電力)が使われているので、水を使うことでもCO2を多く排出し、エネルギー消費をしているということになります。



エネルギーを節約

二酸化炭素が雨水に溶け込むと炭酸で弱い酸ですが、二酸化硫黄(SO2)などの硫黄酸化物(SOx)は石油や石炭などの化石燃料が燃える際に工場の煙などから発生、燃料を高温で燃やすことで燃料中や空気中の窒素と酸素が結びついて火力発電所や自動車などから窒素酸化物(NOx)が発生します。これらは大気中で、硫酸(H2SO4)や硝酸(HNO3)といった強い酸に変化します。


二酸化炭素 CO2 + 水 H2O → 炭酸 H2CO3


二酸化硫酸 SO2 + 水 H2O → 硫酸 H2SO3 


硝酸塩 4NO3 + 水 2H2O → 硝酸 4HNO3 + 酸素 O2


このように私たちが便利に暮らすためのエネルギー消費は、酸化が伴うことが一般的ですが、八尾憲二郎の発明は、天然鉱石から発せられるエネルギーです。燃やさないので燃やすときに必要となる酸素を必要としません。酸化ではなく相手を還元する性質があります。


大気中の二酸化炭素や火山活動などで酸化し、雨は酸性に傾いているのが普通のようですが、PH5.6を目安にそれ以下の雨のことを酸性雨といいます。酸性になると湖や川などの魚が死んだり、ブロンズ像や銅像がボロボロになったり、鉄筋コンクリート構造の橋や建物の鉄筋を侵食したり、地下空洞をつくります。それだけでなく地下水や土壌を酸性化し、植物の生存に必要なカルシウムイオンやマグネシウムイオンが溶解し、植物にアルミニウムや重金属イオンを溶け出させて枯らすことや、酸素不足や皮膚炎が現われるようなになるような病気に繋がる恐れもあります。


酸性雨で魚が死んだり森林・植物が枯れ、山の野生動物も食べるものが見つからなくて、都市部まで食べ物を探すために現れてきているのではないでしょうか?


電気・ガス・水道を節約することはエネルギーの節約とお金の節約に役立ちます。再生可能なエネルギーで発電している電気会社を選択したり、電源スイッチはこまめに消して、必要ない時は電源プラグを抜いて、待機電力を減らします。夜の電気代を少なくするために早く寝るという方法もあります。エアコンはフィルターのホコリを掃除して効率よく使える環境にします。環境省は室温の目安として、夏は28℃、冬は20℃を推奨一般的に、冷暖房温度を1℃緩和することで、熱源設備で消費されるエネルギーは約10%削減できると言われているようです。エアコンは付けたり消したりを沢山しなくても良い温度に設定をして、プラグはあまり抜かない方が電力の節約ができるようです。



植物を育てる

森林は私たち生物とは真逆の活動で生きているので、生産者と消費者のバランスをとることができています。大気中の二酸化炭素と水と光を吸収して呼吸によって酸素を吐き出し、炭素を含む有機物を蓄えながら植物が成長します。私たちが地球に存在して呼吸することは、森林を守り育てることでそのバランスをとることができているともいえます。植物を増やしましょう。


(生産者:植物の呼吸)

6CO2 +12H2O →C6H12O6 + 6O2 + 6H2O 

(消費者:私たち生物の呼吸)

C6H12O6 + 6O2 + 6H2O → 6CO2 +12H2O


私たちや動物の飲み水としてだけではなく、植物の水やりにもカンタム料理水を使えます。




(環境省:台所の生活排水の工夫)

(農林水産省:赤潮(あかしお)はなぜ発生するのですか。)

(京都市青少年科学センター:鍾乳洞のでき方)http://www.edu.city.kyoto.jp/science/online/story/20/index.html

(Wiki:酸性雨とは?)

(QLife:大気汚染による呼吸病)

(経済産業省資源エネルギー庁:令和2年度エネルギーに関する年次報告)

(環境省:空調設定温度・湿度の適正化)

(Yahoo!JAPAN SDGs:「ポイ捨てしなくてもプラスチックは海へ」マイクロプラスチック調査最前線)


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